|
糖尿病網膜症とは |
糖尿病網膜症は、糖尿病により網膜という目のフィルムに、出血や白斑がおこる病気です。 初期から中期までは多くは見えづらいなどの自覚症状はなく、重症になると目の中に悪い血管(新生血管)が生えたり、視力が落ちてきます。そのため眼科受診が遅れがちで、近年までは失明原因第1位の病気でした。 |
失明原因第2位の病気、糖尿病網膜症に対するレーザー治療 |
|
糖尿病網膜症に対するレーザー治療の適応は、
第1に、毛細血管がつまって傷んでしまった網膜が認められる場合です。そういう網膜からは、新生血管を生やす物質が放出されるので、そのもとを凝固してしまう訳です。この時期は病気により見づらい自覚がないのが通常です。
第2に、すでに新生血管が生えている場合で、放置しておくとやがて新生血管が目の中に増殖し、網膜剃離・緑内障・大出血が怒る危険性が高いためレーザーで治療します。
第3に、網膜の中で黄斑部という物を見る中心部に浸出物が沈着しかかっていたり、浮腫が起きている場合も適応となります。ただしレーザーにも限界はあり、レーザーをしても病勢が強く進行したり、視力が低下したり、手術が必要となることもあります。 |
当院で使用しているマルチカラーレーザー光凝固装置 |
|
当院で使用している網膜のレーザー光凝固装置は、いろいろな波長を状態に応じて選択できる、ニデック社から2009年に新発売されたMC-500です。従来機種に比べてメーカーによると均一な凝固が可能とのことで、2009年12月26日に納入しました。イエローとレッドの波長があり、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などの治療を効率よく行え、現時点で最高機種と思います。レーザー治療は、外来で、座ったまま痛みなく行えます。
|
|
COPYRIGHT(C)2015 緑内障 白内障 八王子市 多摩眼科クリニック ALL RIGHTS RESERVED.
|
|