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近視とは |
近視とは下図のように、外から目に入った光のピントが、網膜の前に合う状態です。 |
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近くを見るときに下図のように目のピントを合わせる筋肉(毛様筋)が緊張します。 |
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すると、下図のように水晶体の前面の曲率が増して近くにピントがあいます。 |
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この筋肉が固まってしまったのが真性の近視、点眼でほぐれるのが仮性近視です。 見分け方は、筋肉をほぐす点眼をして1時間後に、視力がよくなるかを調べます。視力が良くなれば、仮性近視です。ただ経験上、仮性近視のことは少なく、治療の対象になる方は多くはありません。 |
仮性近視の治療法 |
仮性近視の検査としては、まず、ミドリンM という筋肉の緊張をほぐす点眼を就寝前に行います。この点眼をすると、瞳も6時間程度広がり見づらくなりますが、翌朝には通常戻ります。
最近、お子様の近視進行抑制に役立つ新しい方法を2つ提供することが可能となりました。1つは、カールツアイス社が近視の進行抑制のために開発したMCレンズ(http://www.soj.co.jp/mc/)です。ただし、レンズとフレーム代を合わせると通常のメガネよりかなり高額で、近視進行予防効果は限定的とされています。す。もう一つは、低濃度アトロピン点眼(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21963266)です。こちらは現在本邦で治験が進行中で、前者より効果が少し期待できそうです。今後低濃度アトロピン点眼の保険適応が望まれます。もっとも、日常生活の心得(例えばゲームをしすぎたりスマートフォンを長く続けてみない等)が一番重要ですが。 |
仮性近視の予防 |
まんがで紹介 https://www.gankaikai.or.jp/info/post_132.html 日本眼科医会作製 @ゲームの時間を1日30分以内にする。 Aテレビは3メートル以上離れて見る様にする。 B勉強の時など本を読むときやスマホは30センチ以上離して読むように心がけること。 C戸外で運動する。 D続けて近くを見る事をせず、休憩を入れる。 E規則正しい生活をする。 F甘いものを食べ過ぎない。姿勢を良くする。
以上のことをお勧めします。 一部重複しますが、近視研究会 http://myopia.jp/prevention/ から下記の学童のための近視予防法が示されました。
@ 1日にできれば2時間は外で遊ぶようにしましょう。
A 学校の休み時間はできるだけ外で遊びましょう。
B 本は目から30cm以上離して読みましょう。
C 読書は背筋を伸ばし、良い姿勢で読みましょう。左右どちらかが本に近い状態にならないよう、均等な距離になるようにして読みましょう。
D 読書・スマホ・ゲームなどの近業は1時間したら5分〜10分程度は休み、できるだけ外の景色をみたり、外に出てリフレッシュしましょう。
E 規則正しい生活(早寝早起き)をこころがけましょう。
F 定期的な眼科専門医の診察を受けましょう。
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